池原 実 古海洋学研究室
新生代の地球環境システム変動を探る
最近のニュース
○学術変革領域研究A「グローバル南極学:大変化する氷床と地球環境の連鎖をつなぐ」の計画研究「過去の温暖期における南極氷床・海洋実像の解明」(代表:関宰)が始まりました(2024年4月)
○基盤研究B「四国沖前弧海盆は最終氷期中の大規模洪水イベントの天然アーカイブか?」が採択(2024年4月)
○MaCRI重点連携コアプロジェクトK-CoP-1(気候変動)の主担当者(池原実、長谷川精、加藤悠爾、田中えりか、牛久保孝行)によるMaCRIパレオゼミを開始(2024年4月〜、毎月1回)
○河野敬太君(M2)が日本地球惑星科学連合2024年大会にて学生優秀発表賞を受賞(2024年5月)⇒高知大ニュースサイト
○令和5年度 高知大学 研究功績者賞を受賞しました(2024年3月)
○日本第四紀学会 学術賞を受賞しました(賞状)(2023年9月)
○西村知泰君(D2)が国際学会でPoster賞を受賞(2023年11月)
○竹原景子さん(D3)が日本地球化学会第70回年会にて学生優秀賞を受賞(2023年9月)
研究トピックス(プレス発表など)
(2023/3 PEPS日本語アブストラスト)セルソーターを用いた海底堆積物に産する珪藻殻のタクサごとの分離濃集法
総説論文(PDFをダウンロードできます)
全球気候変動を駆動する南大洋海洋循環:アガラスリーケージとウェッデルジャイア(低温科学, 76, 2018)PDF
南大洋における海洋フロントの南北シフト〜現代および第四紀後期の海氷分布,南極前線,南極周極流の移動と気候変動のリンケージ〜(地学雑誌,121, 518-535, 2012)PDF
南大洋古海洋学-第四紀後期における表層水塊と生物生産量の時系列変動-(地質学雑誌, 107, 46-63, 2001)PDF
最近の論文出版など
○2024-7: Matthieu Civel-Mazensさんの主著論文がEPSLに出版されました
Civel-Mazens, M., Crosta, X., Cortese, G., Lowe, V., Itaki, T., Ikehara, M., Kohfeld, K., Subantarctic jet migrations regulate vertical mixing in the Southern Indian. Earth and Planetary Science Letters 642, 118877, 2024.
○2024-5: JpGUにて池原研究室から5件の成果発表
池原 実、オブラクタ スティーブン、放射性炭素年代較正法の革新的進展による南大洋コアの年代モデルの改善
竹原 景子、加藤 悠爾、中山 佳洋、板木 拓也、Zhao Xiangyu、菅沼 悠介、Mensah Vigan、関 宰、大島 慶一郎、池原 実、スーパー間氷期(MIS11)におけるケープダンレー底層水の弱化とその要因の推定
西村 知泰、森 郁晃、寺田 武志、池原 実、諸野 祐樹、海底下環境における珪藻化石に付着する微生物の特性と優位性
河野 敬太、池原 実、トカラ海峡の堆積物コアから復元した過去2万年間のアルケノン古水温変動【学生優秀発表賞】
小山内 彩、池原 実、山口 飛鳥、オブラクタ スティーブン、最終氷期以降のウェッデル海北部における生物生産に基づいた古海洋環境の復元
○2024-3: 竹原景子さんの主著論文がMarine Geologyに出版されました
Takehara, K., Ikehara, M., Uramoto, G., Nishida, N., Omori, T., Amano, A., Suganuma, Y., Itaki, T., Multiproxy approach to characterize the sedimentary process of Cape Darnley Bottom Water flow through the Wild Canyon, East Antarctica, Marine Geology, 470, 2024.
○2023-5: 国際会議にて竹原景子さんが成果発表
Keiko Takehara, Minoru Ikehara, Go-Ichiro Uramoto, Naohisa Nishida, Takayuki Omori, Atsuko Amano, Yusuke Suganuma, Takuya Itaki, Sedimentary process in a submarine canyon from Cape Darnley, East Antarctica under Antarctic Bottom Water inflow, The 4th Deep Water Circulation Research Conference, Edinburgh, 24-26 May, 2023.
○2023-4: 共著論文がNature Communicationsに出版されました
Iizuka, M., Seki, O., Wilson, D., Suganuma, Y., Horikawa, K., van de Flierdt, T., Ikehara, M., Itaki, T., Irino, T., Yamamoto, M., Hirabayashi, M., Matsuzaki, H., Sugisaki, S., Multiple episodes of ice loss from the Wilkes Subglacial Basin during the Last Interglacial, Nature Communications, 14, 2023. https://doi.org/10.1038/s41467-023-37325-y